厳美渓情報

※その他岩手県名水情報
http://www.meisuiyugi.net/archives/iwate.html

場所
岩手県一関市Googleマップの地図

行き方
JR東北新幹線・JR東北本線・JR大船渡線一ノ関駅下車。
下車後岩手交通厳美渓・瑞山線に乗車し厳美渓バス停下車。
※バス停は一関駅前9番乗り場
下車後徒歩5分ほど。

交通の便

東北新幹線
東京方面は16・20代を除いて1時間に1〜2本(ほぼ1本)
新青森・秋田方面へは21時代を除いて1時間に1本(7・20時代は3本)

東北本線
盛岡方面は8時代を除いて1時間に1本
仙台方面は6・18時代を除いて1時間に1本電車があり。
※仙台行きの終電が20時代と非常に早いので注意。

大船渡線は6・8・11・13・15・20時代を除いて1時間に1本汽車があり。
※本日の時点では大船渡線は東北地方太平洋沖地震の影響で
気仙沼から盛駅までの運転を見合わせています。

岩手県交通は1日往復17本バスがあり。

※詳しい時間は下記岩手県交通の時刻表を参照

平日
http://www.iwatekenkotsu.co.jp/rosen-jikoku/morioka/110314pdf/20110404/ichinoseki/genbikei-mizuyama(2011601heijitu).pdf
土日祝日分
http://www.iwatekenkotsu.co.jp/rosen-jikoku/morioka/110314pdf/20110404/ichinoseki/genbikei-mizuyama(2011601doniti).pdf

簡単な感想
今回見学を行う厳美渓は、一ノ関駅前から出ているバスに乗車し20分ほどの場所にあります。

厳美渓到着後は川岸へと向かい、そこには厳美渓の説明書きが書かれた看板があったので
その内容を読んでみると、厳美渓は昭和2年に国指定の名勝・天然記念物に成った場所で
国指定の名勝。天然記念物指定の理由として、この渓谷の特徴である
石英安山岩質の岩石が、滝や川の流れに侵食されて後退し、数多くの甌穴(おうけつ)と
峡谷との生成関係を示している事にあり、滝や瀬。淵などが極めて変化が大きく
美しい景観となっている為に指定されたようです。
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※甌穴(おうけつ)とは、別名ポットホール甕穴(かめあな)とも言い
河床の岩盤に生じた凹みに入り込んだ石が、水流と共に回転しながら
周りを削ってできた丸い窪みの事を指すそうです。

国指定の名勝地とあって厳美渓の風景は良く、川の上流部でもないのに
対岸が全て硬い岩盤が続く河川は、甌穴の存在を抜きにしても非常に珍しいように感じます。
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その後は厳美渓内にある吊り橋を渡って対岸へと移動し
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林と岩盤に囲まれた厳美渓の風景を見ながら前へと進み
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更に奥へと進むと対岸側は森の中にあるので、雰囲気が何となく変わり
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こちら側は林の中にある為に表面に土があり、こちらでは何らかの作物が植えられています。
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その後森に囲まれた厳美渓沿岸から更に先へ進むと、再び河川敷へと到達し
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こちらは川から岩道へ壁も何も無い為か、箸にはチェーンが掛けられていました。
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チェーンが掛かっている地域を上からみると、奥に茶店のような場所がありますが
そこでは対岸にある老舗茶屋の郭公だんごがあり
厳美渓を見ながらその屋根付きの小屋から団子を注文できるようになっています。
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しばしの間高台から郭公だんご部屋の様子や、厳美渓を眺めた後は
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一度車道に出て西側の、厳美パイパスとの接続口に近い樋ノ口側へ移動します。
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厳美渓前には鄙びたB級観光スポットの雰囲気がむんむんとする
ガラスパークサハラと呼ばれる世界のガラスを展示した施設があり
この施設の中では展示物の見学だけではなく、ガラス工房でガラス制作体験が出来ます。
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ガラスパークサハラの入口を眺めた後は、道路を西へと進みます。
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700〜800m程進むと、向こう岸に渡る橋があったので進んでみると
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この辺りの盤井川も厳美渓らしい雰囲気を感じ、川岸には所々抉られたような甌穴があります。
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今回訪れた長者滝橋には他にはない秘密があり、コンクリート造りの橋に使用する基礎の骨組みは
通常鉄筋を使う事で知られていますが(その為鉄筋コンクリート造りと呼ばれる)
この長者滝橋には鉄の代わりに竹が使用された世にも珍しい
竹筋橋と呼ばれる構造の非常に珍しい橋です。

竹を骨組みに使用したのは製造当時の昭和14年は第二次大戦真っ只中だった事により
慢性的に鉄素材が不足していた為に、骨組みに竹が使われたと考えられます。

橋の下がアーチ状になっている理由は、竹の引っ張りに対しての強い事を考慮した為で
美観性と実用性と当時の人の知恵が忍ばれる建造物です。
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しばらく厳美渓や橋の見学を行った後は、長者滝橋を渡り
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しばらくの間木々と田園風景が広がる道路を厳美渓バス停のある方向へと戻り
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空飛ぶ団子でおなじみの郭公だんごのお店の前に差し掛かり
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折角なので団子を購入しようとして店に入ろうとすると
郭公屋のご主人に声を掛けて頂いたのでご好意に甘え、店の中に入り
郭公だんごを対岸にある茶屋のような場所に団子を排出する小部屋で
お茶を飲みながら厳美渓を眺めていました。
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しばらく店内で話をしながらゆっくりと過ごした後は平泉へと向かう為に
団子を購入した後に郭公だんごを後にしました。

団子の感想は下記URLをクリック!
http://www.tabenomi.info/archives/50458657.html

郭公だんごを後にし、厳美渓付近で待機していたタクシーに乗り込み
数々の遺跡が残る隣町の平泉駅へと向かいます。

お勧め度
5段階評価で4