またお前か!弘法大師!と言いたくなる逸話の残る「錫杖井戸」

※その他愛知県名水情報
http://www.meisuiyugi.net/archives/aichi.html
場所
愛知県豊川市Googleマップの地図

行き方
JR豊川駅or名鉄豊川線豊川稲荷駅下車。
下車後徒歩10分ほど。

交通の便
例として豊川駅(JR線)と豊川稲荷駅(名鉄線)の場合
JR飯田線は新城方面へや平均30分に1本、豊橋方面へは平均15分に1本電車があり。

名鉄豊川線は平均15分に1本電車があり。

飲用できるかどうか?
不明。

簡単な感想
今回訪れた錫杖井戸は、豊川稲荷の近くにある徳城寺の境内小屋の中にある井戸で
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井戸が設置された建物のドアを開けると、見た目からは井戸がある様に見えませんが
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部屋の中にある床を開けると、その下に今回見学を行う錫杖井戸があります。
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ここ錫杖井戸は、祇園山徳城寺境内にある井戸の事で
平安朝の昔、第52代嵯峨天皇の弘仁年中の頃、弘法大師が諸国巡錫の途次
当地に立寄り冷水のお望みにより、庵主は、440mあまりの東岸に至り
水を求め大師に差しだしたので、大師の仰せられたのに 
この里は、さてさて水の不自由な里かな』と錫杖(しゃくじょう)をもって教えられたので
喜んでその所を掘ってみたら不思議にも冷水が湧き出たので
錫杖井戸と名づけたと言われ、深さは1.2mで附近住民の井戸は
9mあまりにして時々かれるが、この錫杖井戸は昔から水が減ったことがないという不思議さで
この水を服用して諸種のの病気を治療した例も少なくなく、霊験をもっている。
と言う故事のある井戸で、またしても名水に付き物な弘法大師が絡んだ水源です。
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この日は水は枯れていなかった物の、長物の柄杓が用意されていなかった事や
手が届かない程に水位が非常に低く、飲用する事が出来ませんでした。
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実際にこの場所に井戸があった事&水が存在していた事が確認できた事は嬉しい物の
錫杖井戸の水の味を堪能できなかった事にちょっぴりショックを受けつつこの場を後にしました。

お勧め度
5段階評価で3