須川岳秘水ぶなの恵み情報

※注意点
以前は須川温泉バス停から40分程歩いた場所に水源があったようですが
過去にあった地震でその場所が崩壊してしまい、真湯温泉に近い一ッ石沢の方に
新たに水源を整備されたので、その場所についての説明を行ないます。

上記の件については私大帝オレが現地に赴き実際に目で確認し
また一関市市の職員及び環境省のサイト上の問い合わせ先である
一関市役所 市民環境部 生活環境課へ直接メールで問い合わせをし
この水源を管理しているNPO法人須川の自然を考える会の代表の方へ
一関市役所 市民環境部 生活環境課から確認を取って頂き
この位置が新しい須川岳秘水ぶなの恵みである事をを確認しております。

その為環境省のページ上で表示された情報とは大きく異なります。
http://www2.env.go.jp/water/mizu-site/newmeisui/data/index.asp?info=8

イオン一関サイト内にもこの事について触れたPDFがあります。
http://www.aeonsupercenter.co.jp/ichinoseki/reference/release/0528R.pdf

※その他岩手県名水情報
http://www.meisuiyugi.net/archives/iwate.html

※その他平成の名水百選情報
http://www.spotlog.info/archives/heiseimeisui-hyakusen-matome.html

場所
岩手県一関市Googleマップの地図

行き方
JR東北新幹線・JR東北本線・JR大船渡線一ノ関駅下車。
下車後岩手県交通須川温泉線に乗車し、真湯(真湯バス停下車)
下車後徒歩1時間半程。(真湯ゲート前から)

場合によっては厳美渓あたりに待機しているタクシーで向かうのもあり。

※冬季期間は水源や須川温泉への道は封鎖されているので注意。

交通の便

東北新幹線
東京方面は16・20代を除いて1時間に1〜2本(ほぼ1本)
新青森・秋田方面へは21時代を除いて1時間に1本(7・20時代は3本)

東北本線
盛岡方面は8時代を除いて1時間に1本
仙台方面は6・18時代を除いて1時間に1本電車があり。
※仙台行きの終電が20時代と非常に早いので注意。

大船渡線は6・8・11・13・15・20時代を除いて1時間に1本汽車があり。
※本日の時点では大船渡線は東北地方太平洋沖地震の影響で
気仙沼から盛駅までの運転を見合わせています。

岩手県交通須川温泉線は1日往復2本あり。

詳しい時間や運行時期については岩手県交通のサイトを確認下さい。
http://www.iwatekenkotsu.co.jp/rosen-jikoku/ichinoseki/sukawa-unkou(2010).htm

飲用出来るかどうか?
飲用可能。

簡単な感想
今回見学した須川岳秘水ぶなの恵みは、2008年6月14日に岩手・宮城内陸地震によって崩壊した
国道342号が5月29日に開通する1日前に記念イベントとして行われた
真湯・須川震災復興記念ウォーキングイベントに参加した時に訪れ
この日は300人以上参加したイベントとあって水源には沢山の人が押し寄せていました。
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水源の写真をいくつか撮影後、最後に制覇した平成の名水百選の水源である
須川岳秘水ぶなの恵みの水を頂くと、水源に着く前に山道を1時間半程歩いていた事もあって
冷たくスッキリとしていて非常においしいです。
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水源の側に岩手・宮城内陸地震の解説と書かれた看板があったので読んでみると
平成20年6月14日午前8時43分、祭橋大橋の北1.5km、深さ8kmを震源とする
マグニチュード7.2の地震が発生し、国道342号線を始めとして多くの橋梁(きょうりょう=橋)や
河川施設に大きな被害をもたらし、国道342号線は須川温泉から真湯(しんゆ)間の約15kmは
道路が完全消失した大規模崩落4ヶ所を含む、8.4kmの区間が大きな被害を受け
その時間に運行していた大型バスを含む計13台の車両が孤立しました。
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災害復旧にあたっては、単に元に戻すのではなく、環境に配慮しながら渋滞対策を兼ねて
1.5車線整備として待機所や見通し改良などを23箇所&約2.4km区間に
改良復旧を合わせて行ないました。とあり、復興を記念して記念碑を建立したそうです。

水源見学時に市職員にこの水源について確認をした所
ここが環境省で紹介されている須川岳秘水ぶなの恵みとは場所が違う事
また、以前の場所は地震にて崩壊してしまい今は見る影もない事
そして現在須川岳秘水ぶなの恵みと呼べる水源はこの場所である事を確認し
2010年5月28日(土曜日)に昭和&平成の名水百選の水源全てを制覇する事が出来ました。

簡単に須川岳秘水ぶなの恵みの由来について触れると
むかしむかし、須川温泉の湯治客の荷物や客自身を背負って登山道を駆けた
強力(ごうりき)達の喉を潤した水で、ひゃっこ水と呼ばれてた伝説の水で
今日になってその伝説を元に散策をした所、平成12年に発見した湧水です。

※現在の須川岳秘水ぶなの恵みと言う名前は公募によって付けられたそうです。

この辺りの水は酸性の水が多く、飲用には向かない水源が多いそうですが
この須川岳秘水ぶなの恵みは飲用に向く水源なので、震災前は飲食店や
地ビールの仕込み水として使われていたそうです。

※復興後も以前と同じようにまた使用されるのかもしれません。
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位置が変わり、以前よりも行き難くなった気がしますが
是非一度は見ておいて損はない水源と思います。

最後に、岩手・宮城内陸地震で崩壊した国道の開通がこれだけ早く出来たのは
震災に見舞われた一関市へのふるさと納税や義援金が思いの外集まった為と言われています。

※宮城から秋田へと続く国道398号線も開通したそうです。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100919_7
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見学後は再び山頂へ向けて坂が続く国道324号線を歩き始めます。

お勧め度
5段階評価で5