大沢内溜池情報

※その他青森県名水情報
http://www.meisuiyugi.net/archives/aomori.html

場所
青森県北津軽群中泊町Googleマップの地図

行き方
津軽鉄道大沢内駅下車。
下車後、水源入り口まで徒歩10分〜20分。
入口から水源までは、徒歩20〜40分(約1.4kmの起伏に富んだ道)

交通の便
津軽鉄道は
津軽中里方面へは、9時代と16時代を除き、1時間に1本(終電は20時代)
津軽五所川原方面へは、13時代と19時代を除き、1時間に1本汽車があり。
(終電は20時代(終電は金木駅停車なので注意))

飲用出来るかどうか?
飲用不可。
大沢内ため池内の湧つぼであれば
6月〜10月辺りのため池内の水が少ない時期限定で
飲用が可能です

簡単な感想

大沢内ため池は、芦野池沼群県立自然公園内にある
ため池の一つで、主に田畑の水を供給する為の
灌漑用ため池として利用されています。

今まで、大沢内ため池には2回行った事があり
1度目は5月前半の、ため池内に水がたっぷりあった時に
2度目は8月前半の池の水が少ない時期に訪れ
それぞれ印象が大きく異なるので
時期ごとに分けて感想を書きたいと思います。

1.ため池の水が多い時期(11月〜5月末)
田圃に水を張り始める5月頭の時期には
ため池内は沢山の水で満たされており
小さな湖の様な姿をしています。
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また、大沢内ため池内にある
湧きつぼへと向かう道の途中には
山奥でもないのに、深い森があり
苦労せず深い森の中での森林浴が楽しめます。
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ちなみに、この時期に湧つぼに行くと
↓の写真のように、水源が池の下に沈んでおり
大沢内溜池の水面しか見えませんでした。
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水源散策を含めて大沢内ため池の見学をしたい場合は
水源が池の底に沈んだこの時期を避けるべきと思いますが
まだ、5月の初めごろですと
外は涼しく、蒸し暑さを感じる事もない為
森林浴や軽いハイキング気分を手軽に味わいたい時に
湧きつぼへと向かう森の中を散策すると
山道の様な起伏の多い順路の様子と合わさって
登山気分を楽しめるのではないかと思います。
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2.ため池の水が少ない時期(6月〜10月頃)
前回見学時と比べて季節が変化した為
周りの風景が変わり、辺り一面タバコ(煙草の原料の同名の植物)が
生い茂っていました。

※たばこトリビアとして
日本でのタバコの製造は日本たばこ産業 (JT) のみが行っており
葉タバコの栽培はたばこ事業法の定めによって
JTと契約した農家だけが原料用として栽培することができ
契約農家には種子が無償で配付される。
(それ以外の理由での栽培は法律で禁止されています。)

また、たばこ事業法は原料として使用できないものを除き
農家が売り渡す葉タバコ全量の購入を
JTに義務づけているルールがある為
安く買いたたかれる心配もないのかな?と
勢いよく生い茂るたばこ畑を見てそんな事を思いました。

※たばこについてはこちら
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湧つぼに向かう途中、大沢内溜池を横断する橋を歩く際に
久々に溜池内の様子を見ると、6月以降水の量が減るとの
事前に仕入れた情報通り、貯め池の中の水量が急激に減って
湿地帯の様な姿に変わっていました。
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なお、↓の写真の橋を奥へと進んで
山道の様に起伏のある道を15〜20分ほど進むと
平成の名水百選の水源の一つ、湧つぼがあります。
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この時期には、池の水位が大幅に下がり
下の写真のように、池の底から外に出てきており
湧きつぼの冷たい水を楽しむ事が出来ます。
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湧つぼ見学を終えた後、再び大沢内ため池を横断する橋を渡ると
橋の上に釣りに興じる方が居ました。
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時期限定で楽しめる湧つぼ見学後は
再び来た時に歩いた、深い森を越えて
大沢内溜池を横断する橋を渡って、たばこ畑の方向へと向かい
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湿地帯の様な状態の溜池の姿を見ながら
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出口へとどんどんと進んでいき
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無事に出発点の中泊町大沢内ため池公園周辺図前に到着しました。

お勧め度
5段階評価で4