垣花樋川の情報

沖縄名水まとめ
http://www.meisuiyugi.net/archives/okinawa.html

※その他昭和の名水百選情報
http://www.meisuiyugi.net/archives/showameisui-hyakusen-matome.html

場所
沖縄県南城市玉城字垣花Googleマップの地図

行き方
那覇バスターミナルから出ている沖縄バス39番百名行に乗り垣花バス停で下車。
下車後徒歩5分ほど。

交通の便
一時間に2,3本バスあり

飲用出来るかどうか?
煮沸すれば飲めると情報あり。

簡単な感想
垣花樋川へは那覇バスターミナルから出ている百名線に乗り
那覇バスターミナルより40分程移動した所にある垣花バス停で下車後は
垣花の集落を抜けてジャングルの中を通る順路を進み
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垣花バス停から5分ほど進んだ所に昭和の名水百選の水源の垣花樋川があります。
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垣花樋川の前には水源の説明書きが書かれた看板があったので読んでみると
天然の美しい川や泉を保全して後世に伝えるという目的で推薦され
昭和六十年に環境庁の全国名水百選に選ばれた。※当時環境省は庁でした。

垣花樋川は集落の南側にあって、石畳の急な坂道(カービラ)を100m程降り
左側の鬱蒼と茂った林の中腹の岩根から垣花樋川が湧き出ています。
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垣花樋川の右側から出る水を男(イキガ)川、左側から出る水を女(イナグ)川と言い
男川、女川の名の通り、男川を男性が、女川を女性が使っていたそうです。

その下流の浅い水たまりが、馬浴(ウマアミシー)川で、ここでは名前の通り
馬に水を飲ませたり、馬の体を洗ったりするなどの用途で使われていたそうです。

その後樋川から流れた水は下の田を潤し、かつては稲作が盛んであったと言われています。

※今はさとうきび畑の方が多く見えるように感じます。

樋川から垣花の集落へは傾斜のある石畳道があり、かつては村の人々がこの川で
水浴びや洗濯に野菜洗いを行い、垣花の集落から水を汲んで
この坂道を行き来していた事もあって、ジャングルの中の石畳の途中には
女達が一息入れた中休み(ナカユクイ)石や上ユクイ石が残っています
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垣花樋川からすっきりとした水が勢い良く流れている音を聞くと
外の暑さが嘘のように涼しく感じ、非常にいい気持ちで垣花樋川を体験しました。
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また亜熱帯の水源と言う事で、水も温いのかな?と思いきや
思いの外冷たい水だったのでなお良しです。

お勧め度
5段階評価で3