甲突池情報

※その他鹿児島県名水情報
http://www.meisuiyugi.net/archives/kagoshima.html

※その他平成の名水百選情報
http://www.meisuiyugi.net/archives/heiseimeisui-hyakusen-matome.html

場所
鹿児島県鹿児島市Googleマップの地図

行き方
JR九州バス北薩線宮之城線入来峠バス停下車。

交通の便
入来峠へのバスは、鹿児島駅からは1日7本ほど
宮之城方面からは1日8本ほど便があり。

宮之城線の詳しい情報は下記PDFをクリック
http://www.jrkbus.co.jp/img/route/pdf/time_table/hokusatsu/0904/3_1.pdf

飲用出来るかどうか
飲用不可。

簡単な感想

今回甲突池には、最寄りバス停の入来峠バス停から
山道を30分ほど歩いた場所にあります。
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甲突池(こうつきいけ)とは、鹿児島県サイト内容を参照すると
鹿児島市郡山町八重山中腹に位置しており
その水は周辺に広がる石積みの棚田に注がれ
地元住民の生活を潤しているとともに,鹿児島市の中心部を横断し
鹿児島湾へ注がれている甲突川の源流として市民へ命の水を供給しています。

地元八重山自治会では豊かな水と自然の恵みに感謝する
「甲突池まつり」を開催しているほか,「甲突川源流ウォーク」
「農業体験イン八重の棚田」などの自然体験,農村交流が実施されており
保全活動も地元自治会などを中心に甲突池や周辺環境の保全に努めています。
湧き出る水は「穣の水」と名付けられ地域住民や市民に親しまれる
湧水となっています。

※鹿児島県サイト内の甲突池情報
http://www.pref.kagoshima.jp/kurashi-kankyo/kankyo/suishitu/heiseimeisui/koutsuki.html
甲突池の周りはさながら日本庭園のように綺麗に整備されていました。
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その日は平日の朝早い時間だったため、甲突池付近や
入来峠から甲突池へ向かう道には人の気配はなく
非常に静かな雰囲気の中で山歩きと名水見学を楽しむことができました。
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池の中央付近の石碑に甲突池の由来や解説があったので
石碑の内容を読んでみると
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甲突池とは、池の北側にある八重山から湧き出した水を
一箇所に貯めておくために作られた池で、その池が作られたのは
明治の初め頃にこの土地の所有者であった竹内隆助氏が
付近の水田用の水源として八重山の湧水を集める池を作ったのが始まりです。

湧き出してくる水をまとめたことによって。豊富な水量となって川になり
甲突池から続く水路を伝って付近の水田を潤すと共に
その流れは鹿児島市の中心を流れる甲突川となって
最終的に鹿児島湾に注いでいます。
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そんな理由で作成された甲突池が作成されてから
しばらくたった昭和49年の12月になると、この池の継承者である竹内耕一氏から
地域水源利用に郡山町(現在の鹿児島市)に寄贈され
今日では平成の名水百選に選ばれる水源となりました。


正直な所、ぱっと見他の水源に比べて
甲突池は小さく地味だと思っていましたが
甲突池の生まれた理由や、どう運用されているのかを知った事では
一見地味に見える水源にも深いドラマが有ると言う事をその場で実感しました。
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なお、甲突池の前には駐車場はありませんが
甲突池から100mほど先に、トイレが併設された駐車場があり
車での見学の場合は、ここに停車することをおすすめします。
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お勧め度
5段階評価で3